友人のレイロフの姉妹を殺してしまい、混乱していた。
気がつくとオオカミに襲われていた。
今は考えている場合じゃない、目の前の敵を倒さなくては!!

帝国軍兵士から奪った盾のおかげでダメージが少ない。
しばらく盾をかざし呼吸を整える。

盾でオオカミを殴打して、次に短剣で斬りつけた。
オオカミはそこまで強くはなかった。

山道をしばらく歩くと、下り坂になってきた。
山の終わりが見え、木々の隙間からは城が見え隠れしている。



油断していた、オオカミが出てきたから暫く敵はこないと思ったが次が現れた。
帝国軍兵士3人、山下から弓を引いていた。
こんちくしょう!

シュシュシュシュシュ!
二刀流のダガーで1人の帝国軍兵士を斬り刻む。

倒したら死者を蘇らせる幽鬼作成で帝国軍兵士の屍を味方につけた。
この魔法はなかなか使える。
特に防御力が低い序盤では身代わりになってくれる味方はありがたい。

身代わりのおかげで防御を気にせず両手斧で攻撃することが出来た。
死体から装備を剥ぎ取り、先へと進む。
ホニングブリューハチミツ酒醸造所

建物がいくつか現れた、こそこそ周囲を警戒しながら動く。
早くも逃亡生活が板に付いてきた。
スカイリムではしゃがむと隠密行動となり、隠密スキルが上昇していくのだ。

あ!なんか向かってきてる!しかも抜刀してるじゃん!あれ絶対俺殺そうとしてるよ!
なんで!!?

斬られる前に矢を射る。
そして矢は腹部に命中した。
ホワイトラン衛兵の腹部に
40 賞金額追加: ホワイトラン
通知で私に賞金が追加された事が知らされた。
ていうか、そっちから斬ろうとしたんじゃん!
帝国軍兵士じゃなかったのかよ!




白兵戦だと負けてしまうので、距離を開け弓の戦いへと持ち込んだ。


ほとんどの矢を頭部に命中させた。
ホワイトラン衛兵は倒れ掛かっていた。
このままだと罪が重くなるばかりなので見逃そうと思った。

しかし、何故か斬りかかってきた。
貴様ぁ!!!!

弓でホワイトラン衛兵を強打して距離を開けた。
鉄の両手斧を握りしめる。


ホワイトラン衛兵との戦いは終わった。

川の向こうにはホワイトランが見える。
もう正面から入ることは出来ないんだろうな・・・。


ホワイトラン衛兵の装備を奪った。
俺は一体何をやっているのだろう。
一応ホワイトランへ向かうか・・・・。
バシュッ!

矢が標識に刺さった。
橋の上からホワイトラン衛兵が弓を引いたようだ。

標識に刺さった矢を引っこ抜いて、撃ち返した。

ホワイトラン衛兵は抜刀し白兵戦を挑んできたが、私はそれを避けるためお尻の筋肉を伸縮させながらすごい勢いで下がった。

そして川に落ちて死にそうになった。
しかし、ジャンプをすると登れるではないか。
カンッ!カンッ!
矢が私をかすめ近くに当たっている音が聞こえる。
しつこいやつらだ。



ビュンッ
敵の矢の精度も中々高い、動いていないと確実にあたる。
動いていてもいくつかは当たってしまう。
早く多くの矢を当て戦闘を終わらせなければ。

後ろでカンカン矢が岩にあたる音が聞こえていたので、もしやと思ったら案の定矢が地面に落ちていた。
これで矢がなくなることはないぞ!
勝てる!

矢を当て続け、弓術も良い感じにあがってきたようだ。
落ち着いたらスキルの割り振りで弓術を強くしよう。

ホワイトラン衛兵の体力が残りわずかとなり、勝利を確信した。
最後の一撃を放つ。

激しい撃ち合いだったが、なんとか勝つ事が出来た。
もう持っている装備ばっかりだったので多少売値が高い防具だけ剥ぎ取る事にしよう。

というか弓矢の戦いめっちゃ楽しい
物陰に隠れたり、タイミングで矢を避ける。それに合わせて矢を撃ち返す。
これはなかなか楽しい。

おっと、そんな事言ってる場合じゃない。
さっきはレーダーに3人映っていた。
あと2人いるはずだ。


あ、見つかった。

さっきの戦いで全てのポーションを使ってしまった、あと2人は相手できないな。
ここはおとなしく従おう・・・。


こうして私は不本意な形でホワイトランへ辿り着くのであった。